Greco SG SS-85S 全集中!水の呼吸!
マサトミです。「鬼滅の刃」大ブレイク中ですね。映画見ましたか?いい歳して少年ジャンプはずっと読んでるので作品はよく知ってますが、まぁギターブログですからね、作品論は別の方に譲って、主題歌のLiSAさんの「紅蓮華」、カッコいいですよね。歌っている姿は何度見てもシビれます。アニメ主題歌とはいえ、Rock文法の曲がこんなにヒットするのは珍しいのでは?米津さんとかKing Gnuとか、好きですけどRockな肌触りではないかなぁ。
。。。今日のサブタイトルが何故鬼滅かですって?決まってるじゃないですか、コラボですよコラボ。アクセス増えるといいなぁ(笑)。ちなみに映画は見てません。
。。。さて(笑)、前回の続きです。
↑の写真は改造後です。
改造前ブリッジはプレートがピックガードに干渉して思った高さに下げられません。
しかも上の写真、1〜3弦はオクターブ調整するとこの位置。もうちょっと下げたいぐらいです。もう思い切ってポストの位置を移動させることにしました。
穴の移動は、穴を埋める→穴を開け直す、です。これまでは爪楊枝にボンドを塗って突っ込んでました。パーツ固定ネジならそれでもいいですが、今回はブリッジポストです。しかも位置はポスト半分ほど移動と予想され、埋めた材料にポストが接触する状態になる可能性が高い。そうすると、埋めた材料が弦振動のボディへの伝わり方に影響しそうです。
とすると、同じマホガニーにしたいところ。知り合いに工房の人でもいれば、ちょっと分けて貰えばいいんですが、あてもなく。
どーしよっかな〜と思ってると。。。便利な世の中ですね。検索すると、マホガニー材が小片で買えることがわかりました。
サイズ指定して購入できます。以前購入したスプルースもここで買えばよかったと後悔。
マホガニーって柔らかいと思ってましたが、カンカンと乾いたいい音がします。柔らかいのではなくて、加工しやすいということですかね。
小さく切り出して。
断面を丸めて、カットx2。
更に円柱に仕上げていきます。
おお、いい感じ。ちなみにφ4です。
平らになるようにカット。 当然ボンド塗ってから入れてます。
プレートを使って位置決めです。ピックガードを避ける位置にテールピース寄りに移動、この時、ブリッジも仮置きして、左右方向の弦の位置も調整しました。
撮影角度がバラバラでスイマセン。ちょっとわかりにくいですが、マジックでマーキングしたところが穴位置です。左下へ移動することになりますね。
さて、ここまでは前準備です。今回作業の最大の難題は、「ポストの穴をボディに垂直に空ける」ことです。穴あけはハンドドリルですからね。これが意外と難しい。いろいろ悩んで、これを買ってみました。
ただし、今回の穴は所謂M4のネジ穴に仕上げる必要があります。とすると下穴はφ3ぐらい。上の工具ではφ4からなので、
これも購入。このスペーサの外径がφ6なので、
φ6のガイドに挿し込むと、φ3.2のガイドになります。
透明の台にガイドを通すと、垂直ガイドになるというスンポーです。
そうは言っても多少ガタもあるし、失敗できないことに変わりありません。「全集中!」で穴あけです(こじつけ)。
おお〜!垂直穴あけ成功!
借り物のタップドリルで、M4のネジ山を切ります。
途中、あまり下まで切れないことに気がついて、左のタップドリルに変更。ちなみに、これはネジ穴を開けながらネジ切りできるはず。本当はこういうドリルで一発で仕上げるんでしょうね。
ネジ穴深さを確認しつつネジ穴形成を狙って普通のM4ネジで確認。
前回記事に書きましたが、ペグ、ブリッジ、テールピースはニッケルメッキ品に変更することにしました。元の金色パーツも物としては悪くないと思いますが、もう完全に見た目だけの理由です。
ただ色だけ変えてもちょっと淋しいので、奮発してGOTOHのロックペグを使うことにしました。
ペグ交換はまた後日。
ポスト形状は微妙に違いますが、ネジピッチと長さは同じです。
ポストをねじ込んでみました。写真だと左右が揃ってないように見えますが、大丈夫です。平行に立ってます。
ポスト飛び出しが19mm、ちょっと長いか。
テールピースもニッケルです。
レスポールの時はアルミ製にしてみましたが、今回は通常の亜鉛合金にしました。SGは全体に軽いので、パーツは重いほうがいいのではないかと。根拠はありません、直感です(笑)。
ブリッジとテールピースを取り付け。
。。。。ん〜、やっぱ飛び出しが大きい。面倒ですが。。。もう一回穴深くするか。。。
ネジ山を壊さないようにテーピングして、数mm穴を深くします。
再度タップドリルで、穴の奥のネジ山を切ります。この時もネジ穴を壊さないように慎重に作業しました。
Goodです。 いい感じ。
この後ペグも交換して、弦を張ってブリッジの高さがピックガードに干渉せず下げられること、左右の位置がセンターにきていること、オクターブ調整出来ることを確認しました。
なかなかいい感じになってきました。今回はこのぐらいにして、次はそのペグ交換と、ピックアップを除く電装系パーツの交換、配線の変更です。
ではまた次回。
※ご紹介したギターの改造はなんらお勧めするものではありません。ご自身のギターの改造はくれぐれも自己責任でお願いいたします。