Epiphone SG-70 虹を見たかい
マサトミです。祝!The Street Sliders トリビュート版発売&武道館Live!いやぁ早いものですね。40周年だそうです。そういえばトリビュート版でてなかったですね。参加アーティストも豪華で楽しみです。Harryさんは病気療養されてましたが、また4人を見られる日が来るなんて嬉しいですね。武道館でお会いしましょう!
Greco SS-85Sで蘭丸さんのSGに似たギターを記事にしました。弾くと軽いボディのギターらしい鳴り方なのですが所詮コピーモデルなので、どうもSGというギターの正解がよくわからない。もう1本買ってみるか。。。
最近の蘭丸さんはヴィンテージの白いSGカスタムを使用しています。3ハムでBigsbyのついたギターです。Slidersの頃からSGカスタムを使っていて憧れもあるので、ほんとはこれがいいのですがGibson製では手頃な価格の中古もなく。
webで中古ギターを巡回する毎日ですが、このEpiphone製SGを発見。シリアルとMade In Japan表記から、おそらく2001年フジゲン製です。Casinoもそうですがこの頃は日本製もありましたね。スモールピックガードとネックのブロックインレイとバインディングからStandard仕様の白いSG、ということになります。なくはないでしょうが、本家Gibsonではあまりない仕様だと思います。これにBigsbyつけたらカッコいいかも。ネック落ち対策にもなるし。
↑これは完成形です。ちょいちょい完成写真を先に掲載してますがサムネイルに表示したいからです。
では最初からはじめましょう。入手時の写真です。↓
写真ではわかりにくいですが、ロゴとインレイがとても綺麗です。
↑シリアル頭の1で2001年製ではないかと。後から出てくる塗装剥がれ以外は割と状態はいいかな。
↑指板に凹みがあります。たまにこういう状態を見かけますが、これなんでこうなんるんでしょうね?爪で抉ってるんでしょうか?
ネックは太めです。ただネックシェイプが秀逸で不思議と気にならないですね。Greco SS-85Sの方が太さが気になる感じです。
恒例の真横から。
ストラップピンをツノのところに移動した形跡あり。ストラップでのバランスはこちらのほうがいいという説もありますね。
ところどころ塗装が剥がれてます。そのうちタッチアップしてみようかと思いますが、我ながら不思議とあまり気になりませんw。
この状態で2.7kg。軽いですね。
ブリッジは溝が深いですね。これは流石に深すぎる気がしますので変えようと思います。
○Vibramate+Bigsby
さて、Bigsby付けたいと書きましたがが、今回は巷で評判?のVibramateをつかってみようかなと。テールピースのスタッドを利用してボディへ加工無しでBigsbyを取り付けられるアイディア商品です。あとSGのBigsbyといえばB5タイプかなと。B5は持ってないので使ってみたい。
中古でセットで入手しました。ところで今Bigsbyは神田商会が輸入代理店やめたので入手難らしいですね。中古も値上がりしてます。どこか取り扱って欲しいですね。
両方で316g。
Vibramateだけだとわずか49g。アルミ製でとても軽いです。
まずは置いてみました。いい感じです。
中古で購入したせいか、Vibramate固定ネジがインチのものしか付属してませんでした。スタッドがミリタイプなのでミリネジが必要です。
ホームセンターで購入。M8です。
長さは25mmが良さそうです。
座金も購入。これは何に使うのかというと。。。
ピントズレててスイマセンw。上の写真は座金無しで取り付けた写真です。Vibramateは裏に保護用フェルトが貼ってあり、何かスペーサを入れないとお尻が浮いてしまいます。
下の写真はVibramateの下に座金を入れてます。座金を入れるとお尻がボディに着地します。ネジ付属の座金でもいいんですが、メッキの色が気になるのでステンレスの物にしました。これ新品には付属してるんですかね?
ばね座金は、厚みが違うので具合の良いほうを採用するつもりで購入しましたが使ってません。
Bigsbyを置いてみたところ。
Bigsbyの裏にもフェルトが貼ってあります。どちらもギターのボディ保護用です。Vibramateに取り付けるので、今回は無くてもいいんですが、剥がすのも勇気いるので、そのままでw。
ネジ締めして取り付けました。おお、カッコいい!
。。。いいんですが、なんとなくBigsbyの動きが悪い。ほんの少し引っかかりがある感じでベアリングがスムーズに動いてない気がします。これは使った時にチューニングが戻らなくなる予感。。。Casinoに引き続きまたか。。。
ネジ締めした時、さきほどのフェルトは潰しながら締めることになります。締めの最後のほうで、グニっとした感触でネジ締めが終わります。
この時、アルミ製のBigsbyはフェルトとネジに負けてほんの少し変形し、この変形によって軸の回転を妨げてるのではないかと。
横から見たところ。変形は見てわかるほどではないです。
こんな感じにフェルトの厚み分ワッシャを入れてみます。
Vibramate側に置いて。。。
再度ネジ締めします。お、最後の感触が「グニっ」から「ガキっ」に変わりました。これはうまくいってる予感w。
これで動きもスムーズになりました。知ってるBigsbyの感触です。
わかりにくいですが、BigsbyとVibramateの間がワッシャで浮いていることがわかります。
これはBigsby裏のフェルトを剥がす、という対策でもいいと思います。公式はどちらなんでしょうね。中古なのでマニュアルが無かったのですが、Vibramateのホームページ見てもそこまでは書いてないような。
Casinoの記事にも書きましたが、Bigsbyはベアリングで軽やかに動く状態が正しいです。無改造で取り付けできるのでVibramateで Bigsbyを付けてはみたものの、思った以上にチューニングが狂うぜ!とお嘆きの貴兄は取り付け状態を確認してみることをお勧めします。ノーリスクですし。
ブリッジはお馴染みGotoh製に交換します。
重さは同じぐらいですね。
では弦を張って完成です!
いいじゃないですか!やっぱりBigsbyはメカメカしくてカッコいいですね。いつのまにかBigsbyのついたギターが6本もあったりしますw。
毎回書いてますが、Bigsbyを付けると見た目とは逆に音は軽くなる方向です。これはアルミという素材のせいだと思います。
で、このSGの音ですが、生音はとてもいい感じでお気に入りです。文章にするのは難しいですが「ああSGってこういうギターなのね」という納得感もあり。太めのネックでも弾き易く、さすがフジゲン!なのかな?
でもピックアップは好みで言えば、若干パワーありすぎで、Slidersに合う感じがしません。次回は恒例のピックアップ交換です。めざとい方はお気付きかもしれませんが、上の写真は実は交換後ですw。
※ご紹介したギターの改造はなんらお勧めするものではありません。ご自身のギターの改造はくれぐれも自己責任でお願いいたします。